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正月2日、城下町を歩く若者の一団があります。前年、祭りを取り仕切った町内会から次の町内会へと祭具などの引き渡しです。 それから3ヶ月、4月上旬の鹿野祭本番に向かって獅子舞や武者行列の練習、屋台(山車)の組立て、そしてなによりも、鹿野に生きる「心」が長老から若者へと受け継がれていきます。
時代から時代へ人から人へと「心」を伝えていけるもの。 私たちが創りたかったミュージカルは、そんな「祭り」だったのかもしれません。 9年目を迎えた平成7年、「私たちのミュージカルもいつか町の伝統文化に!」との願いを込め第3作目の作品づくりに取り組みました。 鹿野祭は亀井氏のお国替えとともに中断されますが、江戸時代、かつての賑わいを取り戻そうと立ち上がった町民によって再興され今に続いています。 「鹿野に祭が蘇る日」は、新しい祭(ミュージカル)を創りたい気持ちを往時の町民の姿を借りて演じていたのかもしれません。
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