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第20回鹿野ふるさとミュージカル公演アルバム

平成18年8月20日(日)14:00〜
鳥取県民文化会館梨花ホール

 演出 大関弘政
 音楽 中野潤二 編曲・指揮 上萬雅洋
 振付 風間千明


 戦国時代、鹿野は因幡国と伯耆国の境に位置していたことから、中国地方統一をめざす毛利勢と全国平定をめざす織田・羽柴勢がせめぎ合う渦中にありました。
 毛利氏により出雲を追われた尼子勢は山中鹿介や亀井新十郎を中心に織田・羽柴方の最前線にあって戦い続けていました。
 世に名高い鳥取城渇殺前夜、羽柴藤吉郎から鹿野城守備を命じられた亀井新十郎らは毛利勢に囲まれ四面楚歌の鹿野城をわずかの手勢で死守し、その功により亀井新十郎は鹿野城を拝領します。
 「踊り見の城」は、亀井踊り(鳥取県指定無形文化財)に語り継がれいてるその時の亀井新十郎の活躍を描いた物語です。

【亀井武蔵守茲矩】(鹿野城主 1557-1612)
 出雲国生まれ。尼子氏滅亡後は、山中鹿介に従い尼子再興のために各地を転戦。後、豊臣秀吉に属して戦い鹿野城主となります。関ヶ原の役では徳川方に属しています。
 城下町の拡張・治水・干拓・殖産興業・御朱印船貿易など広い分野で卓抜した手腕を発揮しました。2代政矩の時津和野町に移封となります。この縁により、現在鹿野地域と津和野町は歴史的友好交流を続けています。

【幸盛寺】 鹿野山幸盛寺(浄土宗)
 鹿野城主となった亀井氏は、尼子家再興の盟友であり舅でもある山中鹿介の遺髪を探し出し、城下に菩提寺を建立、山中鹿介幸盛から2文字をいただき幸盛寺としました。
 境内には40m近い銀杏の木が聳え立ち、その根元には「我に七難八苦を与えたまえ」の石碑とともに鹿介公の墓石があります。

(写真をクリックすると拡大写真がご覧いただけます)   写真撮影:杉野昭久氏

■第1場 亀井音頭    
わしが国さの語り草 口説く音頭に手拍子そろえ
踊りおどるもなつかしき 踊りおどるもなつかしき
因州因幡は鹿野の城主 亀井武蔵守茲矩公は
敵の大将コンコの城の 兵主源六討ち果たさんと
招き寄せたる武者踊り 天正8年文月半ば
月も真っ白き夏の夜の 末代までの語り草
 「亀井踊(鳥取県無形文化財)」から亀井音頭

  

■第2場 みょうけん山とコンコ山

 みょうけん山は鹿野城、コンコ山は文字通りコンコ城。村の童たちが、それぞれに分かれて戦っています。

  

■第3場 亀井新十郎

鹿野城に羽柴藤吉郎からの使いが訪れる。
鹿野城を守る亀井ら4人の武将。勇ましいことを言ってはみるが鹿野城は四面楚歌。
彼らにとって兄とも父とも云える亡山中鹿介の霊に励まされながら、いつかふるさと出雲に帰る日を思い描く。
そんな時、亀井新十郎に一つの奇策がひらめいた。

 

■第4場 とびっきりの別嬪を探せ
亀井新十郎を慕う伊予水軍の若侍与七に、「別嬪を探してこい!」との密命が下されます。与七は新十郎の妻時子をはばかり驚きますが、作戦の内容を聞き勇んで城下に飛び出していきます。


■第5場 留伊

鹿野のとある山中。与七はようやく童たちと遊ぶ美しい村娘留伊を見つけ出します。


■第6場 老婆
与七は時子とともに村娘留伊の家を訪れます。留伊は祖母と二人暮し。留伊の父は戦に巻き込まれ亡くなっていることもあり与七らは懸命に祖母を説得するのですが老婆からはいい返事が得られません。


■第7場 疑い
鹿野城を守備するのは新十郎はじめ4人の武将。新十郎の作戦を知らされていない3人は次第に疑心暗鬼に陥る。そんな時、まもなく戦が始まるとの羽柴藤吉郎からの指示が新十郎にだけ伝えられます。

 

■第8場 特訓
羽柴藤吉郎からの密命を受けた新十郎は、村娘留伊を踊りの名手に仕立てるための特訓が始まります。
厳しい特訓の中、与七と留伊に恋が芽生え、作戦が無事終了したらと将来を約束する。

 

■第9場 姉妹
留伊の特訓が密かに続く鹿野城へ、時子の姉で亡山中鹿介の妻がやってきます。
諸国に散った尼子に蜂起を呼びかける決意を告げ鹿野城を後にします。


■第11場 兵主源六
新十郎の作戦が密かに進行していることなど知らないコンコ城の兵主源六は、今日も唄と踊りに明け暮れています。


■第12場 踊り見の城
お盆のコンコ城下。留伊扮する今日の白拍子が村人に囲まれ官能的な踊りを披露しています。
(当地方の盆踊りの原型ともいわれる「河内はねそ」(鳥取市無形文化財)も登場しました。)

 
 
   

踊りに沸く広場に、留伊の踊りを一目見ようと兵主源六が現れます。
源六は留伊と与七に酌をすすめられいつしか踊りに夢中にになっていきます。

その時、コンコ城に火の手が上がります。全てを悟った源六ですが後の祭です。

妻にも促され剣を納めることになります。


■第13場 鹿野城

鳥取城も開城させた羽柴藤吉郎が新十郎の労をねぎらうために鹿野城にやってきます。藤吉郎は新十郎を鹿野城主とすることを告げると、兵主源六を打ち破った唄と踊りを所望します。

舞台は賑やかな踊りを再現しフィナーレへと。

 

■フィナーレ
鹿野ふるさとミュージカルの大きな特色の一つは生のオーケストラとコーラス隊です。フィナーレではオーケストラピットを迫り上げ、全員で「ふるさと鹿野」を謳いあげました。