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平安のころ、気多郡(けたごおり)は、郡司紀氏里(きのうじさと)により治められていました。氏里には、さくら姫の名前そのままに花のような娘がおりました。さくら姫は、父氏里とともに上った都で加知弥親王(かちみしんのう)と出会い、互いに慕い合うのですが、ふるさとで生きることを決意したさくら姫は気多の里へと帰ってゆきます。さくら姫を忘れることができない親王は、わずかばかりの共を連れ気多の里へと旅たちますが、気多を目前に病に倒れてしまいます。
この作品の初演は昭和62年の第1回公演、鹿野ふるさとミュージカルのルーツとなる作品です。
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