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鹿野ミュージカル待望の第4弾

 河内川源流「蛇ケ池(じゃあがいけ)」に伝わる青年大蛇伝説をもとに「桜姫物語」「鹿野に祭りが蘇る日」でおなじみの日本オペラ界の重鎮菅沼 潤氏が書き下ろしてくださったオリジナル作品です。

 峠を越えるとそこは三朝温泉という鹿野町河内(こうち)には、「十兵衛屋敷」という地名や「たたら(製鉄)」跡などが今も伝わっています。ここに伝わる伝説の大蛇は男性。全国的に女性にまつわる蛇伝説が多い中で異色の物語が題材になっています。

 舞台は、シリアスな場面とコミカルな場面が交互に絡みあうよ巧みに仕立てられており、近世鹿野に実在したといわれる天邪鬼の八惣次が効果的に登場しています。また、十兵衛と大蛇が闘う場面では、鳥取県日野町の神楽で実際に使用される蛇体を借用した外、舞台は前方に向かって緩やかな傾斜をもつ「やおや」仕立てにするなど多くの場面で冒険を試みています。

 1999年公演では、鹿野ミュージカルでおなじみの植田大介氏が演出を担当。翌年からは菅沼氏に指導を受けながら上演しています。十年超の活動の中で、私たちに住民の手でどこまでできるのかを検証する作品にもなっています。この作品の音楽は青谷町の若手作曲家上萬雅洋氏によります。


 鹿野の山中、因幡にこの人ありといわれる木地師十兵衛には、あけびたらの二人の娘がいました。
 下の娘たらは、炭焼きの
黒兵衛と恋し結婚するのですが、都での暮らしを夢みるあけびは奥山の池のほとりに住む色白の青年長彦に恋をする。
 ある日、あけびの行動を不審に思った十兵衛は娘を追って奥山へ。そこで見たのは大蛇と幻想の世界に遊ぶ娘の姿でした−


作詞:植田大介 作曲:上萬雅洋

蒼く澄んだ瞳と 広く暖かい
その胸で私をつつみこんで
蒼くきらめく世界 永久に続くように
どんなときもあなたのそばにいる
なにが二人を分けても
その手を離さないで
ほら未来の二人の心が紡いでいる