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いなりしゃ
 稲荷大明神は五穀を司る倉稲魂命などの尊称で親しくお稲荷さんといわれています。稲荷大明神はもともと稲霊を信仰することから農耕の守護神として信仰されてきたのですが、中世以降工業や商業が盛んになると産業や商業を繁昌させる神としてもまつられ、万民豊楽(全ての人々が豊かに楽しく暮らせる)の神と仰がれ、農村だけでなく町家から武家社会にまで稲荷神が勧請されて、屋敷神や神棚にもまつられるようになりました。
 鹿野町でも各神社や集落にある氏神の攝社・末社として稲荷大明神がまつられている所がたくさんありましたが、明治になってほとんど神社に合わせてまつられました。城山神社の攝社だった稲荷は1947(昭和22)年ごろ山を下りて、城山神社鳥居の左の地に新しく社殿を建立し崇敬者の人々によって維持されています。
古老は「鹿野の町に火柱が立つ時(火事の時)にはお狐さんが前日か前々日にギャアギャア鳴く」と言い伝えています。


 稲荷大明神


 

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